2024年の交通安全トピックスと自転車ルールの変更
2024年が終わり、2025年が始まります。2024年、みなさんはどんな年だったでしょうか。そして2025年はどんな年になるのでしょうか。
2024年も交通事故や交通ルールの変更がありました。
ペーパードライバーのあなたもいっしょに振り返ってみましょう。
2024年の交通事故件数
交通事故の件数は年々減っています。
コロナ明けの去年だけは交通ルールに慣れていない人が増えたのか微増しましたが、今年はやはり減りました。
まだ今年は終わっていないので、春の交通安全運動と年間の数値の相関をもとに推定すると、2024年は交通事故件数が約27万件で前年比12.5%減、交通事故死者数が約2500人で前年比8.3%減という結果になりました。
2023年は約30万件でした。
この交通事故は車と人の事故だけでなく、自転車などの車両も含まれています。
近年のピークは2000年から2004年までの約950万件ですので、3分の1以下になっています。
もう少し詳しく見ると、
携帯電話使用などの違反は、令和2年に罰則が強化されたことで、10年間で約79%減少しています。
逆に一時停止違反は、10年間で最も増加しています。これは取り締まる機会の増減もありますので、警察が他のことに手を取られなくなったため、と良い方に解釈できると思います。もちろん警察が見ていなくても、一時停止はしなくてはなりません。
速度違反は、2014年に200万件を割って183万5930件となり、2022年には100万件を割りました。
若者の絶対数が減ってるためか、もうそういう時代ではないのか、カッ飛んで走る車も少なくなったように思います。
昔は頻繁に見た暴走族もいなくなりました。たまに見ても、すごく少人数です。
無免許運転は、平成10年以降減少傾向にあり、令和4年は1万6,761件でした。
暴走族と同じで、無免許でヒャッホー!!みたいな人はいなくなりましたね。良いことです。
酒気帯び・酒酔いは、平成9年に平成期最多を記録しましたが、12年以降は減少傾向にあり、令和4年は1万9,820件でした。
飲酒・酒気帯び運転は本当に危険です。
事故を起こしてからでは遅いのです。飲んだら乗るな、乗るなら飲むな、です。
軽車両の違反に係る送致事件は近年増加傾向にあり、令和4年は2万4,545件でした。
軽車両とは、主に自転車です。
ちょっと前にスポーツ自転車が増えました。そして電動補助付き自転車も増加し、自転車のスピードが速くなっています。なので、後述しますが、警察も自転車の取り締まりに力を入れ始めました。
昔は原付スクーターに乗っていた人たちが、今は電動自転車に乗っています。
バイクに乗っているとわかりますが、昔はバイクも自転車のように道路の端に停められました。が、今はバイクを停めるところがほとんどありません。すぐに駐車禁止のシールを貼られてしまいます。
バイクメーカーも、もう日本独自の規格である原付バイクは生産しないことになりました。
2024年4月1日から、自動車運転の業務にも時間外労働の上限規制が適用されます。
トラック輸送などのドライバーにも適用されるので、物流業界は大変なことになっています。
自転車の交通ルール厳罰化
さきほども書きましたが、スポーツ自転車、電動自転車が増えて、自転車のスピードが速くなりました。
常時スマホを触りながら自転車に乗ったり、耳にイヤホンを差しながら自転車に乗っているのを見て、怖いと思ったことがある人も多いと思います。こうして自転車運転のマナーが問われるようになり、厳罰化となりました。
でも厳罰化の背景には何より、警察が徴収する「反則金が減った」という裏事情もあるのではないでしょうか???
それはさておき、自転車に乗るときに守るべきルールのうち、特に重要なものをあげた「自転車安全利用五則」というものがあります。
原則、車道を走り左側通行。歩道に上がるのは例外的
自転車は「軽車両」で車の仲間です。そのため、歩道と車道の区別のあるところは車道通行が原則となるので、車道の左側を走るようにしましょう。
また、自転車が歩道を通行できるのは例外です。
- 歩道に「自転車通行可」の標識があるとき
- 13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者や身体の不自由な人が自転車を運転しているとき
- 道路工事や連続した駐車車両で左側通行が困難な場合
- 車の交通量が多いなど車との接触事故の危険がある場合
歩道は歩行者が優先です。徐行して、歩行者の通行を妨げるような場合は一時停止、歩行者が多い場合は自転車を降りて歩きます。
自転車は軽車両。信号、一時停止を守る
信号や交通標識には、車やバイクと同様に従わなければなりません。一時停止標識のある交差点や踏切などでは、必ず止まって左右の安全を確認してから進行してください。
夜間はライトを点灯させる
自転車は軽車両なので、無灯火運転は違反となります。無灯火は他の車両や歩行者から自転車が見えにくくなり、非常に危険です。
車も同じですが、ライトの点灯は自分が見える見えないではなく、人に見てもらうためのものです。
周りに自分の存在をアピールすれば、それだけ交通事故は減ります。安全のためにも必ずライトを点灯させてください。
飲酒運転の禁止
何度も書きますが、自転車は軽車両です。飲酒をして運転していけないのは車とバイクだけではありません。自転車の酒気帯び運転だけでなく、酒類の提供者も罰則の対象となってしまいます。
ヘルメット着用の努力義務
自転車の速度が速くなり、また自転車に乗る高齢者が増えたことにより、頭部の損傷が原因で死亡する事故が増えました。
実際にヘルメットを着用している人は依然として少ないのが現状ですが、着用は努力義務となっています。
電動キックボードが解禁!
電動キックボードが解禁されました。いや、前から乗っていましたが、合法的に公道を乗れるようになりました。
電動キックボードで公道を走行する場合はナンバープレートの取り付けが必要です。 各市町村でナンバーを申請し、手数料などは3000~9000円のようです。
「特定小型原動機付自転車」という車両区分に当てはまる電動キックボードでは、運転免許は不要です。
走ることができるのは車道のみで、ヘルメットの着用も義務づけられています。
と言うものの、都内を車で走っていると、電動キックボードは本当に怖いです。自転車よりもずっと怖いです。
警察はよくこんなものを許可したな~と思って調べると、いろいろな利権の話が出てきますね。
「MaaS議員連盟マイクロモビリティPT」という国会議員たちがいます。この団体の座長は、統一教会の問題で経済再生担当大臣を辞任した山際大志郎氏でした。さらに後ろ盾は元経産大臣の甘利さん。
現在のマイクロモビリティ推進協議会の会長はLuup社長の岡井 大輝さんですが、監査役には元経産官僚、元警視総監の名前が並んでいました。週刊誌によれば、大手電動キックボード会社のLuupには、たくさんの警察OBが天下りしているとか。
あまり書くと陰謀論のようになるので、興味があれば調べてみてください。
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