ペーパードライバーにも運転しやすい車②
運転姿勢と目線の位置
初心者が運転をしていてわかりづらいのは、「乗っている車の大きさ」。
つまり車両感覚です。
前回のNワゴンのように、切り立った四角い箱型の車になればなるほど、前後左右の感覚はわかりやすくなります。
そかしながら逆に、上の写真のスポーツカーのようにカッコよくなればなるほど、前後左右の車両感覚はつかみにくくなります。
また、運転席の窓についている柱(ピラーといいます)の角度も関係してきます。一般的に切り立っていれば見えやすく、寝ているとみにくくなります。
昨今のピラーにはエアバッグが入るようになり、どんどん太くなってきています。デザインを良くするために、窓を小さくしている車もあります。
カッコよさと実用性は相いれないのかもしれません。
また、座った姿勢は重要です。
四角い車は天井も高く、背筋が立った姿勢で運転しますが、スポーツカーでは、空気抵抗やデザインの問題もあり、かなり寝そべったような姿勢で運転します。
ここまでは許せるけど、これ以上は車幅もわかりにくいし運転しにくい、という境目は個人によって変わります。
体の大きさや座高の高さもありますので、ここは手間を惜しまず、乗ってみて確認したい場所です。
世界中ではやっているSUV。
乗車姿勢は背中が立った状態で運転できるのと、車両が四角い理由で、「思ったよりは運転がしやすい」という声もありますが、これも人ぞれぞれなので購入する前には試乗したり、レンタカーで借りてみてください。